2009年01月05日もう一回サーブの話
サーブはトスの位置がすごく大事だと思います。
サーブを安定させるにはトスの位置を安定させることです。
私はヒューストン大学に留学していた頃、よくかご一杯のボールと、空いたかごをもってテニスコートへ行き、トスの練習をして、投げ上げたトスが自分の左足前方30センチに置いたかごの中に落ちるように練習したものです。
17歳でウィンブルドンを優勝したドイツのボリス・ベッカーは毎日200本のサーブを練習していたという話を聞いたことがあります。彼は特に膝を大きく屈伸させて打つサーブなので、それはすごいことですよね。勿論サーブの練習だけで練習が終わるわけはありません。それだけ練習しないと、ウィンブルドンは優勝できないということでしょうか。
ただ、誰よりも練習しているという事実は、試合のどちらに転ぶかわからないという大勝負の時、大きな自信となることは間違いありません。
私は小学生の頃いつも父に「天照大神以来、直子ほどボレーを沢山打った女性はいない。自信を持ちなさい」と言われて育ちました。だから、ボレーにさえ出れば、シングルスコート内に入った球は絶対取れると思っていました。豚もおだてりゃ木に上るということでしょうか。
ただそのお陰でボレーは自信がありましたが、ストロークには、ちょっと自信がありませんでした。
ある時、沢松奈生子ちゃんが「ネットの近くにいると怖くて怖くて」と私に言ったので、私は「ベースラインの近くにいると怖くて怖くて」と言って、2人で笑ったことがあります。
投稿者 佐藤直子 00:18 | コメント(0)| トラックバック(0)
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