2007年02月02日杉山愛ちゃん残念!
杉山愛ちゃん、残念でした。ファースセットを取った時には、誰もが行けると思いましたよね。
シャラポワのセカンドサーブはどうしたのでしょう? 私の席の近くで「イプスだ」と言っている人がいました。それを聞いた途端、私の心は固まりました。イプスとは、ゴルファーが30センチのパットをいれれば優勝が決るというような状況の中、なぜかパットが打てなくなるような、スポーツの現象と言うか、病気のようなものです。実は私もイプスでトスが上らなくなって悩んだことがあるのです。勿論シャラポワはイプスではないかもしれません。
私はイプスで辛い思いをしました。シーンとしたスタジアムの中で、私がトスを上げようとするたびに人々のざわつきが起こり、中には笑う人も(誰も笑っていなかったかも知れませんが、私にはそう感じられました)いて、そのプレッシャーっといったら、ゾウを肩に乗せているぐらい重いものでした。今日もシャラポワがファーストサーブをフォルトすると、客席の中から「またダブルんじゃない?」というささやき声が聞こえてきました。私はついつい自分の嫌な思い出とシャラポワをオーバーラップさせて、そのたびにドキドキして、今日はすごく疲れました。彼女がどう立て直すのか、今後が楽しみです。
オンコートコーチングは面白かったですね。セットの間に選手が希望すれば、コーチがコートに入って話すことができる。しかもコーチはテレビ用のマイクをつけていなければいけないのです。ですから、愛ちゃんのママが愛ちゃんにどのようなアドバイスをするか、とても興味深く聞いてしまいました。私の時代にあのシステムがなくて、ほんとうに良かったですよ。私の母はきついですからね。何しろ、私が中1で初めて全日本の15歳以下に優勝した時の1回戦。その当時はコーチがベンチにずっといてよかったのです。チェンジコートのたびに母が怖くて、ベンチに戻るのがいやでした。しかも、0-6、0-5の土壇場で、「こんなうじうじしたテニスをするのはママの子じゃないわ」と怒って、消えてしまいました。でもその一喝のお陰で、私はそこからばん回して、1回戦をすり抜け、優勝できました。でも、私の母にテレビ用のマイクが付いていたら、大変なことになります。時代が違ってよかった、よかった。
私の母と違って、杉山愛ちゃんのママはけっこう優しいのです。愛ちゃんが、試合に負けたからという理由で怒られたことはない。と言っていました。私の母は「どんなに無様な格好をしてでも、勝たないとダメ!新聞には勝ったか負けたかしか載らない」でしたからね。
父が「今日の試合は佐藤は負けたが、2年後には佐藤が勝つだろう、そういわれるような大きなテニスをしなさい」と言っていたのと、真反対でした。
今日は朝、高津奈美ちゃんと練習しました。彼女は元プロで、今は絵のアーティストとして活躍しています。彼女も昨日シャラポワを見て、いろいろと悟りがあったようで、二人でテニス論議をしながらの練習でした。
夜は東京JC(青年会議所)テニスクラブの新年会がありました。合宿や練習会、車椅子テニストーナメントなどに、呼んでいただくのですが、このところ他の仕事とぶつかって行くことができませんでした。楽しいメンバーの方々と話して、今年は是非行きたいと思っています。
〓〓佐藤直子〓〓
シャラポワのセカンドサーブはどうしたのでしょう? 私の席の近くで「イプスだ」と言っている人がいました。それを聞いた途端、私の心は固まりました。イプスとは、ゴルファーが30センチのパットをいれれば優勝が決るというような状況の中、なぜかパットが打てなくなるような、スポーツの現象と言うか、病気のようなものです。実は私もイプスでトスが上らなくなって悩んだことがあるのです。勿論シャラポワはイプスではないかもしれません。
私はイプスで辛い思いをしました。シーンとしたスタジアムの中で、私がトスを上げようとするたびに人々のざわつきが起こり、中には笑う人も(誰も笑っていなかったかも知れませんが、私にはそう感じられました)いて、そのプレッシャーっといったら、ゾウを肩に乗せているぐらい重いものでした。今日もシャラポワがファーストサーブをフォルトすると、客席の中から「またダブルんじゃない?」というささやき声が聞こえてきました。私はついつい自分の嫌な思い出とシャラポワをオーバーラップさせて、そのたびにドキドキして、今日はすごく疲れました。彼女がどう立て直すのか、今後が楽しみです。
オンコートコーチングは面白かったですね。セットの間に選手が希望すれば、コーチがコートに入って話すことができる。しかもコーチはテレビ用のマイクをつけていなければいけないのです。ですから、愛ちゃんのママが愛ちゃんにどのようなアドバイスをするか、とても興味深く聞いてしまいました。私の時代にあのシステムがなくて、ほんとうに良かったですよ。私の母はきついですからね。何しろ、私が中1で初めて全日本の15歳以下に優勝した時の1回戦。その当時はコーチがベンチにずっといてよかったのです。チェンジコートのたびに母が怖くて、ベンチに戻るのがいやでした。しかも、0-6、0-5の土壇場で、「こんなうじうじしたテニスをするのはママの子じゃないわ」と怒って、消えてしまいました。でもその一喝のお陰で、私はそこからばん回して、1回戦をすり抜け、優勝できました。でも、私の母にテレビ用のマイクが付いていたら、大変なことになります。時代が違ってよかった、よかった。
私の母と違って、杉山愛ちゃんのママはけっこう優しいのです。愛ちゃんが、試合に負けたからという理由で怒られたことはない。と言っていました。私の母は「どんなに無様な格好をしてでも、勝たないとダメ!新聞には勝ったか負けたかしか載らない」でしたからね。
父が「今日の試合は佐藤は負けたが、2年後には佐藤が勝つだろう、そういわれるような大きなテニスをしなさい」と言っていたのと、真反対でした。
今日は朝、高津奈美ちゃんと練習しました。彼女は元プロで、今は絵のアーティストとして活躍しています。彼女も昨日シャラポワを見て、いろいろと悟りがあったようで、二人でテニス論議をしながらの練習でした。
夜は東京JC(青年会議所)テニスクラブの新年会がありました。合宿や練習会、車椅子テニストーナメントなどに、呼んでいただくのですが、このところ他の仕事とぶつかって行くことができませんでした。楽しいメンバーの方々と話して、今年は是非行きたいと思っています。
〓〓佐藤直子〓〓