佐藤直子official blog - 佐藤直子のテニスがすべて

昨日、ハコちゃんと練習していて、大笑いしたことがあります。



昨日の練習、ハコちゃんは納得いかなかったようで
「なんかおかしいなあ、なんかやだなあ」と繰り返すので、



「あのね、年を重ねるといろいろあるよ。ハコちゃんもその域に達したんじゃない？ジャンプ力はなくなるし、目も近くが見えなくなるし…」と私が諭すと、



「私、視力いいから、もう地図とか細かい字は全然見えませんよ」と。ハコちゃんは４０ちょっと過ぎ位かな。



「そういえばさ、フレンチオープンの時、パリでレンタカーしていて、私の運転中に親に『地図を見て』というのに、親が『見えない』と言うから大喧嘩をしたことがあるよ。今でこそわかるけど、あの頃はなんで見てくれないのか、わからなかったのよ。今の私はコンタクトレンズをいれたら、もう新聞なんか読めないわ。」



「えっ！直子さんも、近くは見えないんですか？」と喜ぶので、



「テニスの時はいつもコンタクトレンズ入れているから、近くは見にくい。遠い球は、もうすごく良く見えちゃうからダメよ。」



「じゃあ、どんどん近くに打っちゃおう。」飛んで火に入る夏の虫。



「あのね、アウトボールもすごくよく見えちゃうから、バシバシ打っちゃう」



「あれ？じゃあ、直子さんがボレーに出てきたら、アウトボールを打ってもいいってこと？」



「そうそう。体の近くにボール飛んで来たらもうお手上げだし、アウトボールなら、大喜びで飛び付いて打っちゃう。私に対戦する時は、近くかアウトボールしかないね」



このような冗談を言いながら、目に涙を溜めて笑いました。とさ。



〓〓〓佐藤直子〓〓〓